友人がFBに上げていて目に留まった記事。
内閣府が、父親の家事参画推進の一環として行なっている、「多少見た目が悪くてもパパがごはんを作ろう」というキャンペーン。
これに対して、「ママが見た目も良い料理を作ることが前提になっている」という反論記事です。
最近、ムーニーのCM然り、世間が暗に母親にプレッシャーを押し付けすぎだ、という論調が目立ちます。私個人としては、自分も母親ですし、そういう批判が上がるのはとてもよく分かるのですが、一方でせっかく国や企業がなんとかこの問題を解決しようとしているのにむやみに上げ足を取るのも、少し残念です。
プレミアムフライデーもそうですよね。あまりにシニカルな捉え方が多い。私は前職で省庁との仕事が多かったので、お役人も世の中を良くしたいと結構頑張ってるのを知っている。そういうこともあって、政策に対して何でも批判的に捉えるのではなく、もう少し素直に受け止められたらいいのになと思います。(設計ミスな政策も沢山あるのは事実ですが。)
話は逸れましたが、私がこの記事を読んだ上で提案したいのは、夕食を「作らない」という新たな価値観、ライフスタイルです。
現在シンガポールに住んでいて、日本との生活様式でかなり異なると感じるのが、中食・外食文化が進んでいること。(アジア全般に言えるかな。)
それと、メイドさんを雇用してる家庭も多く、食事を含む大方の家事は彼女らが担っています。
だから、シンガポールのママやパパは、夕飯を作りません。外注します。なんなら家事全般、外注です(言い過ぎ?)。
でも、この価値観が受け入れられれば、パパもママも子どもも、皆んなハッピーになれると思うんです。
まず、ママは早く帰宅して愚図る子どもを横目にイライラしながら夕飯の支度をするストレスから解放される。パパはママのストレスが減ることで、八つ当たりから免れることができる(笑)。親がハッピーなら子もハッピー。こういう図式です。
料理と片付けにかかる時間がセーブできれば、その分子どもとも触れ合えるしね!
日本でも夕食の定期デリバリーなりテイクアウトの選択肢がもっと増えて、ワーママだけでなく例えば産褥期のママや、介護中の人々にとってavailableなものになればいいのに。
まだまだ「夕飯を外注するだなんて」「子どもはおふくろの味で育つもの」といった固定観念が強い日本において、かなりハードルの高い取組みにはなろうかと思います。
でも、時代が変われば価値観やライフスタイルも変わるものだということを、少なくても私が生きているこの30年強で実感しているほどなので、もしかしたら10年後には日本も変わっているのかもしれません。
この過渡期において、私もなにか貢献したいなぁなんて思っています。
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